ヴォネガットがなくなった。ごめいふくを。というわけで1回生の授業中に『猫のゆりかご』など薦める。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070412-OHT1T00171.htm

小説家のカート・ヴォネガット氏が死去
 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、米作家で1960―70年代の若者をとらえた対抗文化(カウンターカルチャー)の旗手、カート・ヴォネガット氏が11日、ニューヨーク市内で死去した。84歳。関係者によると数週間前に転倒した際、脳を損傷し治療を続けていた。
 1922年、ドイツ系移民の子としてインディアナポリスで生まれた。第2次世界大戦で従軍中にドイツ軍の捕虜となり、連合国側によるドレスデン爆撃を体験。これが後に作家としての原体験となった。
 ユーモアとペシミズムが織りなす独特の語り口で、米文化の衰退や人間の存在の意味を問う作品を著した。その作品群により、ベトナム戦争に悩む若者たちにとって文学的な偶像となった。
 52年の「プレイヤー・ピアノ」で登場、ドレスデン体験に基づいた69年の「スローターハウス5」は代表作の一つ。ほかにSFの「タイタンの妖女」や「猫のゆりかご」などがある。(共同)
(2007年4月12日18時42分 スポーツ報知)

転んで死んだのか!?
ヴォネガットらしいといえば、らしい・・・
滑稽で悲しいような・・・
めがまわる。めがまわる。

そんなわけで、1回生の授業中に、ちょっとした時間の隙間に、本を紹介する。
ヴォネガットというアメリカの「SF作家」がいて・・・村上春樹とか読む人は、村上春樹に影響を与えた人だと思ってください・・・このごろはそうでもないけれど私の頃ぐらいまでは、大学生は必ずヴォネガットは読む、みたいな作家で・・・おもしろくて・・・考えさせられて・・・近未来の話で、世界を氷にしてしまう物体を発明して、さいごには地上がみんな氷になってしまって人類が滅亡して・・・だけど小さな島でボコノン教っていう宗教を信じるハッピーな人々がいて・・・等々。