<未婚女性>「パラサイト・シングル」今や昔…家計研調査

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<未婚女性>「パラサイト・シングル」今や昔…家計研調査
10月16日0時22分配信 毎日新聞
 内閣府所管の財団法人「家計経済研究所」は15日、女性を対象とする消費生活調査の結果を公表した。親と同居する未婚女性を98年と07年で比較したところ、07年は非正社員が増加し、自由に使えるお金が減る一方、家にお金を入れる人が増え、かつ家事の時間が長くなったことがわかった。同居未婚者は、90年代末には親に依存しつつ優雅な独身生活を送る「パラサイト・シングル」と批判も受けたが、自宅への貢献度が高まり、内実は変化している。

 調査ではこの10年で、正社員の割合は77.7%から71.0%に▽月の手取り収入は17万円から15万7000円に▽自由に使えるお金は5万5000円から4万4000円に▽家にお金を入れる人の割合は49.1%から57.1%に▽平日の家事時間は43.4分から49.3分に−−変化した。

 同研究所は、若年層の非正規労働者の増加などが変化の背景にあると指摘し「かつては結婚や独立という次のステップへの途中で親元にいるメリットを満喫できたが、今は経済状況など将来の見通しがあいまいになっているためではないか」と分析している。

 同調査は、親と同居する女性を対象に93年から毎年行われ、世代ごとのライフスタイルや年齢による変化などを分析している。【尾村洋介】

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