「書いて実感、ネット中傷…高校・模擬掲示板で授業」ってなあ。

http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20081212nt01.htm

書いて実感、ネット中傷…高校・模擬掲示板で授業
「書かれる側」の気持ちを学ぶ生徒ら(帝塚山学院泉ヶ丘高校で) インターネット上の掲示板に悪口を書かれたら、どんな気持ちになるか――。生徒自身に実際に悪口を書き込ませ、「情報モラル」について考える授業が帝塚山学院泉ヶ丘高校(堺市)で行われている。
 中高生向けの「学校裏サイト」が広がる中、相手の顔が見えないためにエスカレートしやすい「ネットいじめ」に歯止めをかける取り組みだ。
 「キーボードと画面ばかり見てたら、忘れがちやけど、人間を相手にしているんやで」。先月行われた高校1年の「情報A」の授業。ひときわ大きな声で訴える糸川潔教諭(51)に生徒31人の視線が集まった。
 利用するのは、糸川教諭が考案した「模擬掲示板システム」。書き込み方法や見た目は通常の掲示板と同じだが、ネットとは接続されておらず、文章の送信作業を行うと、その文章が目の前のパソコン画面にだけ表示される仕組みだ。
 「○○は虫けら」「○○の顔は吐き気がするほどひどい顔。死ね」――。糸川教諭は実際にあった書き込みを参考に用意した文章を配り、各自に打ち込むよう呼びかけた。生徒らが書き込み、送信キーを押すと、その内容が画面に現れた。
 「自分の名前が入っていたらどんな気持ちになる? 画面の向こうに生身の人間がいることをわかっといてや」。糸川教諭はそう繰り返した。授業後、田口湧基さん(15)は「嫌な気分になった。学校に行けなくなる気持ちも分かる気がした」と話した。
 糸川教諭はこれまで、文書作成や表計算、ネットでの検索などパソコンの利用法を教えてきた。ところが、ネットやメールでのいじめが全国で頻発したことから、「便利さの裏にある危険な面も教えないと」と思うようになったという。
 文部科学省によると、全国で3万8000件以上の裏サイトが確認され、半数で個人を中傷する言葉が書き込まれていた。同省が11月に発表した「2007年度問題行動調査」でも、いじめの件数自体は前年度より約2割減少したにもかかわらず、ネットいじめは1000件以上増えて5899件に上った。
 「全国webカウンセリング協議会」(東京都)の安川雅史理事長は「書くことへの罪の意識を持ちにくいのが掲示板の特徴で、言葉の残酷さを実体験させるのは有効な方法。ネットいじめはどこでも起こりうるという危機感を持つことが大切だ」と話している。(増田弘輔)
(2008年12月12日 読売新聞)

このすばらしい授業を、ぜひ「ネットいじめ」以外についてもやってほしい。
「○○は虫けら」「○○の顔は吐き気がするほどひどい顔。死ね」とか、生徒同士で言い合いをさせて、嫌な気持ちにさせればいいのではないか。
ついでに、校内暴力についてもやってほしい。
生徒同士に殴り合いをさせればいい。
そういうことではないでしょうか。
ごくふつうにかんがえて、「ネットいじめ」なることをやっている生徒がクラスに何人いるかというと、いても数人ってかんじではないかしら。それ以外は、まぁ、少なくともいまんところはやってない人で、
やったことない人にわざわざ「実体験」させて嫌な気持ちにさせて、「嫌な気持ちになった」みたいなコメントを言わせて悦に入っててもいみないきがする。
また、よからぬ書き込みをしたことがない者に、こういう予行演習をさせたら、じっさいに書き込みをしたくなるようなシチュエーションになったときに、ハードルが低くなることだってあるだろう。
いっぽうこんなことやっても、実際に「ネットいじめ」なることを既にやったことあるやつは、べつにショックも受けないだろうからあんまし教育にならん気もする。
くだらない思いつきだと思う。