M−1みた。優勝はNONSTYLE。ていうか個人的にはことしは神がかり的に予測が当たった。

M-1グランプリ
http://www.m-1gp.com/
今日やんなきゃいけなかった仕事を夕方までに片付けて、M−1観戦。
優勝はNONSTYLE
ていうか、このまえ(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20081208#p3)なんとなく見通しを書いたのが、完全に当たった。

おもんないのはザ・パンチ。つっこみのほうが変なことを言って笑いを取るというのだけれど、今までふつうに喋ってたのに急に「ねえー、なんとかかんとかでなんとかしてー」とか変な口調になるのが不自然でテンポが悪いと思いまーす。
モンスターエンジンは、「あらびき団」で戦慄のコントを見た。仁鶴師匠のモノマネで「さくらんぼ」ってのも笑った。「あらびき団」に出てそういうことをやってるぶんには面白いのだけれど、漫才って見たことない気がする。メジャーで勝てる気がしないなあ。
笑い飯は、もうトップを取れないのがお約束みたいになったほうが面白いと思う。
キングコングは、メジャーなタレントなつもりでいるのが鼻につくので応援はしない。若かった頃は息もぴったりで新鮮だったのだけれど。
ダイアンとU字工事は、まぁ手堅いけどトップを取るという感じではないし、台風の目になるという感じでもないなあ。
というわけで、
まぁ、それでもトップを取るのは番組的に、キングコングやら笑い飯やらを本命にせざるをえんだろうけれど、
ナイツとNON STYLEあたりを台風の目ということにしようと。
ただ、ナイツさんは一つのパターンしか見たことがないのと、ああいう会場では「大きい声でわめいたほうが点数が高い」という経験則からしてナイツさんのクールな芸風は不利ってのを考慮に入れて、
NON STYLEのほうをちょっとだけ押しておこう。

すごくない? これ、学生に自慢できるレベルではないか?
で、
番組を見てからの補足。
決勝の出番8組目キングコングと9組目オードリーについては、点数は漫才の出来をそのまま反映しているものではない、ということ。
キングコングが登場した段階で、1位NONSTYLEは既に勝ち抜け、2位ナイツ、3位笑い飯、そしてあと残っているのが敗者復活のオードリー、だった。
ここでキングコングに高得点を与えれば、笑い飯を落とすことになる。なので、実質、「キングコングをとりあえず入れて笑い飯を落とすか、笑い飯の可能性を残してキングコングを落とすか」の二択だったわけで、だとすると審査員からすれば、自分が笑い飯を残したいと思ったら、間違いなくキングコングを落とすしかないわけで、だからなるべくキングコングには低い点をつけることになる。で、けっきょくキングコングはものすごく低い点だったけれど、それはようするに審査員たちの、「キングコングより笑い飯を残す」という意思表示だった、ということだろう。
同じように、最後のオードリーのときは、3位笑い飯との二者択一で、こんどはオードリーを残す、という意思表示だったということで、オードリーはいきなり最高得点になった、ということだろう(まぁ、オードリーおもしろかったけどね)。
で、
最終の決戦について。
オードリーとナイツが、「かたっぽが喋り続けてかたっぽが合いの手を入れる」というパターン、あと「ボケのほうがひたすらぼけ倒してつっこみが冷静につっこむ」というパターンが、かぶっているわけで、そうすると、オードリーのほうが見た目派手で、ナイツのほうは見た目地味だから、割を食うだろうなあという予測は、あらかじめつく。
あと、オードリーを優勝させるかというと、二年連続で敗者復活からかよ!ということになると、準決勝戦の意味が問われることになっちゃうので、じゃっかん抵抗があるかも、という心理もあるかもしれない。
自分が笑った感じからすると、オードリーかな?と思ったけれど、結果は大差でNONSTYLEだった。
なんかこう、しかし、そういうわけで予想が当たりすぎて居心地悪いってところもあるね。