『季節の記憶』読んだ。

さいしょしばらくを風呂で。あとはごろ寝したり寝る前にふとんでだったり寝起きだったりうたた寝したりしつつ読んだ。

季節の記憶 (中公文庫)

季節の記憶 (中公文庫)

まえに『プレーンソング』を読んで、悪くないと思い、つぎに古本屋でぱっと買ったのが『カンバセイション・ピース』で、しかし、その解説をチラッとみたら、保坂を始めて読む人は『プレーンソング』→『季節の記憶』→『カンバセイション・ピース』と読み進めるといい、と書いてあり、そういうこともあるかな、と思って『カンバセイション・ピース』を読むのを棚上げにしていた。それで、古本屋で(といっても、自分のアクセスするのはブックオフ的なところでしかないのだが)探すけれどなぜか保坂の本がなくて、あるいは『プレーンソング』と『カンバセイション・ピース』ばかりあって、あるいは『季節の記憶』以外のものが山ほど並んでいて、どうもうまくなかった。
それがようやくあったので、風呂で読んで、やはりおもしろかった。
内容はというと、ルソーの『エミール』してる、というか、(これはむかし読みかけてさっさと放り出した)レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』を読んでみようという気にさせるというか、子どもが字を覚えるとか覚えないとかそういう話。もある。まぁ、だらだらと会話している感じがここちよい。あとなんだかんだいって美人がたくさんでてくるので読んでて心地よい。