散歩に出かける。ブックオフにマイルスがたくさん並んでたような覚えがあり、あれをまとめ買いしてやろうと思って、行ってみたら、マイルスは一枚しかなくて、あれこれ見ているうちにケニー・バレルを買ってしまう。
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- アーティスト: ウィントン・ケリー,ポール・チェンバース,ジミー・コブ,ケニー・バレル,キャンディド
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2008/06/25
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その日の晩のうちにさーっと聴いて、ロリンズのだけ翌朝にもちこして、ロリンズはやっぱり朝に聴いた。
で、マイルスはやっぱりピンとこなくて(マーカス・ミラーのバックトラックに乗せてマイルスが気分よく吹いてるあたりのなんともいえぬカラオケ感が)、ウィントン・ケリーも、のんびりやってるってかんじでもうひとつだった(もうちっと真面目にやってるときの印象をイメージしていたので)。やっぱしブックオフで並んでる時点で、あんましシリアスな感じのははじかれてるかもしれない。
で、ケニー・バレルはちょっとよくて、コールマン・ホーキンスとやってるほうのやつは、一曲目のボサノバジャズの解釈がなってないところが異様でよかった。コールマン・ホーキンスはもっとバリバリと吹きまくってるのを想像して期待してたんだけれど、そのへんはそうでもなかったけど。
で、もういっこのがよかった。85年の「新生ブルーノート」での録音。考えてみれば、自分がケニー・バレルいいなとさいしょに思ったのが、自分がジャズを聴き始めてからの新譜(FMで聴いたの)だったような覚えがある。
で、ロリンズのは名盤ってことで、この人は三の線をやらせると上手い。
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ボサノバジャズのはなし。ボサノバジャズっつうと、ドラムの人が、右手でブラシをパタパタ、左手でリム(逆だったかしら)をカツカツと叩きながらボサのリズムを出していく、というのだと思っていたけれど、
ケニー・バレル盤の古いほうのやつは、ブラシが景気よく「ザック!ザック!ザック!ザック」と跳ねながら、リムショットのほうは律儀にボサのリズムをカツカツと打ってて、なんか妙なポリリズム感があって、その上でピアノのアドリブソロなんかは基本的にジャズの線で景気よくリズミックにやってて、ぎゃくにホーキンスは柄にもなく中途半端にボサノバ風に流したりしてて、たとえばこれを流しながら踊れと言われたら相当気持ち悪いだろうというかんじ。これは褒めて言っているのだけれど。
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いやまぁ踊れってなぁ。ボサノバにせよストレートなジャズにせよ、踊れと言われるような音楽ではないっちゅのもあるな。いやまぁそれはそれとしてだ。まぁあれだ、どうでもいいや。