電車で読む『すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい』。著者還暦。

すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい

すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい

仕事術とかのジャンルは、たぶんフィジカルなんで、スポーツとおんなじで、若い人のほうがたぶん有利なんだろう。
「はじめに」にいわく

最近は、インターネットでスケジュールを管理する人も少なくないようだ。使い勝手のいいサービスもあり、慣れれば効率もいい。それも有効な方法のひとつだろう。
けれど私は、デジタルが氾濫している時代だからこそ、情緒だとか、ぬくもりだとか、ゆったりした気持ちといった、人間として失いたくない部分を持っておきたい。
そういう面で、「手帳」というクラシカルな存在に救われているように感じる。・・・
・・・インプットすれば整然と情報が整理されるデジタルは、誰が使っても同じように使える便利さがある反面、どうしても温かみがないように感じてしまうのだ。

ぬるい。
「デジタル」が冷たくて「アナログ」が情緒的だ、みたいな言い方とか、「インプット」などという死語だとか。なんかこう、げんなりさせなくはない。
本の内容そのものは、まぁいろんな手帳術だとか仕事術だとか自己啓発だとかのなんかきいたことありそうなことを1冊にまとめなさいって言われたらこうなったみたいなかんじ。
で、ところどころに、いま売れ線の、レバレッジの人とか1日30分の人とか残業ゼロの人とかのコラムが載っているのだけれど、意外とその人たちが、自分は手帳はもたない、スケジュールはGoogleカレンダーだ、メモはロディアだ、とか言ってたりする。