通勤電車で読む『企画書は見た目で勝負』。これは美術出版社から出てるデザインの本。こういうのも見とくべき。いい。

デザインビジネス選書 企画書は見た目で勝負 契約が面白いほどとれる企画書デザインのコツ

デザインビジネス選書 企画書は見た目で勝負 契約が面白いほどとれる企画書デザインのコツ

企画書の書き方本をまとめ読みしているところで、これは毛色が違いそうかなと思って読み始めたら、これはデザインの本。よく見れば美術出版社から出ている。「デザインビジネス選書」というシリーズらしい。この本の言うデザインというのは、情報デザインとかコミュニケーションデザインとかユーザ・インターフェイスデザインとかそういう難しいことではなくて、いわゆるデザイン。レイアウトがどうとか、フォントがどうとか配色がどうとかそういう、美術系の人が言うところのベタな意味でのデザイン。なので、この本だけで「良い企画書」が書けるようになるわけではないけれど、でもこういうのも見ておくべき。印象はよかったです。
シンプルに、「×悪い例→○よい例」みたいなのを並べて、すっきりしたプレゼン資料を作るコツ(いわゆるアートっぽい意味での”デザインセンス”とは別の、きちんとスッキリシンプルな資料を作るための、誰でも出来るノウハウ)をいくつかの規則にして提示している。この本自体がシンプルでわかりやすい。「企画書」と言っているけれど、パワポのプレゼン資料からメルマガの文章のデザイン、ファックスの文書まで、いろんな文書のデザインの例が出ている。参考文献もたくさんあがっていて、このジャンルで自分がいいと思ってた『ノンデザイナーズ・デザインブック』(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20080111#p1)も当然あがっていた。
ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

こういうの読むと、何か書きたくなるよねえ。