ようやく『ジャッキー・ブラウン』みた。

ジャッキー・ブラウン [DVD]

何年も前にテレビでやってたのを録画して、去年、ブルーレイに落としていながら、見てなかったのを、ようやく見た。VHSで録画してたのであいまにCMが入っていたままだったのだが、それによると、2009年の正月の映画番組だったようだ。れいによって頭のイカれたヤクザもんとその仲間たち、それにかかわってしまった主人公の中年美人スチュワーデス（まぁ、倍賞美津子を和田アキ子に寄せたってところ）、それからいかにもあやしげな刑事二人組、といった面々が登場、50万ドルの大金をめぐってだまし合い（・・・と書きつつ気づいたのは、だましたり出し抜いたりはもっぱら主人公がやってることで、頭のイカれたヤクザもんとその仲間たちにかんしては、わりとすぐ相手を射殺したりするのがやばいにせよ、あまり人をだましたりしてない）、まぁさいごはそれなりのオチにおちつくのだけれど、いちおう時代は公開当時の「現在」なのだろうけれど、タイトルロゴにせよサウンドトラックにせよ、70年代ぐらいの犯罪サスペンスのテイストということなのか、妙に渋くて、そこに、主人公中年美人スチュワーデスと彼女を助ける渋い中年保釈屋の枯れたかんじの何がしかの要素がからんで、なんかこう渋すぎる気はする。まぁしかし、人生的な教訓的なアレとしては、だまし合いでは腹の据わってるほうが勝つ、落ち着き払ったほうが勝つ、ということかね。