- アーティスト: Bobby Hutcherson
- 出版社/メーカー: Landmark
- 発売日: 1992/01/16
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- アーティスト: Kenny Burrell
- 出版社/メーカー: Contemporary
- 発売日: 1991/10/11
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それで、そういう曲たちの中で、なんかたしか「最近の新譜より」みたいな曖昧な紹介のされ方で、たしかボビー・ハッチャーソンがヴァイブを叩いてる「いつか王子様が」というのがあったなあ、という記憶があり、また、ケニー・バレルがギターでヴァイブの入ったカルテットの「イン・ウォークト・バド」「モーメンツ・ノーティス」というのがあったなあ、という記憶があり、してみればそのヴァイブはボビー・ハッチャーソンだったか、と思ったりして、何度か検索をかけてみたり、共演盤を探したりYouTubeを当たったりしてみたけれど、うまく見つからなくて、そうしているうちにふと、共演盤じゃないのだ、ケニー・バレルと演奏していたヴァイブはボビー・ハッチャーソンとは違う人なのだ、と卒然と気づき(まぁ、気が付いてみればあたりまえのことだったのだけれど)、いろいろ当たってみたら、どうやら見つかった。
両方ともヴィレッジ・ヴァンガードでのライブであるらしい。そして、両方とも国内盤がなくて?一方はイギリスから、もう一方はアメリカから取り寄せる中古ということだった。でもまあいい、取り寄せたわけである。
ボビー・ハッチャーソンのほうは、たぶん昔はじめてこの人の演奏をそれと意識して聴いたのがこの曲で(もっとも、「いつか王子様が」という可憐なスタンダード曲をうっとおしい風に演奏する人だなあ、という印象だった)、ジャズを聴き始めだった当時としては、せっかくの曲をずいぶん薄気味悪い演奏だと思っていたのだけれど、あらためて今聞けば意外にすんなり聴けた。それで、ケニー・バレルのほうもこの演奏が初めてだったと思うけれど、これもどっちかというと「モーメンツ・ノーティス」という曲がいいなあと思いながら聴いていたんで、このばあいケニー・バレルその人に関してはあまり印象がなくて、つまり端正であるなあ、ということで、じつはその後けっこうケニー・バレルは好きな部類になっている(「ケニー・バレル」の検索結果 - クリッピングとメモ)、ていうか、ここの過去ログのケニー・バレル言及を当たってみたら、『Guiding Spirit』というディスクを探し当ててはいたらしいことが判明した。まぁ、国内盤がないので買うに至ってなかった、というところだったのか。