通勤電車で読む『紙の本は、滅びない』。

ジュンク堂の人の本をひきつづき。まぁ同じ調子で、この人は日常業務の話というより理屈を書きはる。
ところで、本のデジタル化・マルチメディア化万能論への反論として「俳句」を挙げているくだりがあったけれど、そこは「?」と思った。というのは、俳句こそはデータベース化しているので。季語とかぎっしり載った歳時記なんかが、電子辞書のコンテンツとして入っていて、俳句を作るときには参考になるわけだし、17文字の組み合わせからなる句は、先行する句のデータベースを参照することではじめて意味を持つしオリジナリティを主張することもできる、というもんだとばかり思っていたので。