通勤電車で読んでた『サステナブル・ミュージック』。

サステナブル・ミュージック これからの持続可能な音楽のあり方

サステナブル・ミュージック これからの持続可能な音楽のあり方

音楽学の人が、音楽というのを原理的に語り音楽の行く末を論じるみたいな連載エッセイを本にした、というていの本。たぶんベースがクラシック音楽にあってそこから現代音楽とか民俗音楽とかポピュラー音楽とかアウトサイダーアートな音楽とかに目線をやりながら語っている。こういう語り口は、ジャズ方面でみたなあという気がして、まぁ菊地なんとかでもいいけれど、まぁ加藤総夫というなまえをあげたいわけである。ジャズというのは、100年ほどで圧縮的に様式の進化を遂げた感があるので、まぁこういう語り口がなじむんである。なわけでこの本の議論にもなんとなく語り口的に既視感があったような。