通勤電車で読み飛ばした『爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ』。大学教授に太田さん鋭いですねと言ってもらうまでごねる系のうんざりさせる本ではある。

爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ 哲学

爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ 哲学

近所の古本屋さんで買ったシリーズ。このシリーズは、本田先生(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20080319#p3)のは本でも読み、広田先生(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20090310#p2)のは番組だけ見た。いずれにせよ、爆笑太田が利いた風な口をきいて、しょうもないんだけど「俺は本当は鋭いんだ」みたいな思い入れだし、まぁテレビ番組なんで適当に相手をされると、太田さん鋭いですねという絵になるまで太田も止めないしディレクターも止めないという、まぁうんざりさせるものではある。でまぁ、最終的な編集権はNHKにあったり、講談社にあったりするわけで、だから結局は、本の帯に大書してあるように「ことばのプロ同士が激突!本気の議論と座禅を通して、何をつかんだのか?」とかなんとか、また、なんか丁々発止、互角の戦い、みたいなかんじでまとめるわけで、まぁ、さらにうんざりがつのるということにもなる。とにかく太田がひとりでぐだぐだ喋っているので、哲学についてとか、野矢氏についてとか、なにもわからないでおわる。