04年出生率は1・29 4年連続過去最低更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050601-00000005-kyodo-soci

1人の女性が生涯に産む平均子供数である合計特殊出生率が2004年は1・29となることが31日、厚生労働省の04年人口動態統計(概数)で分かった。小数点第3位まで含めると1・28台後半で、1・29をやや上回った03年を下回り、4年連続で過去最低を更新する。
 予想を上回るスピードで少子化が進み、07年にも予想される「人口減少時代」到来が目前に迫ったことを示した形。政府は、官民一体で子育て支援に取り組む次世代育成支援対策推進法を03年に制定するなど対策を強化したが、少子化に歯止めはかからず、年金や医療、介護など社会保障制度への影響のほか、将来的な経済活動低下も懸念されそうだ。
 厚労省は6月1日にも、出生数や死亡数などのデータとともに統計を公表する。
共同通信) - 6月1日0時40分更新