NPOが統一学力試験…今年10月

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20050608ur01.htm

教育手法の調査研究に取り組むNPO法人「教育制度研究フォーラム」(東京都中央区)は7日、大学や短大の合否判定に活用できる「全国統一学力判定試験」を今年10月から実施すると発表した。

 ◆面接重視の大学入試に活用

 大学入試センター試験より問題の難易度を低く設定し、基礎学力の定着度を判定するのが狙い。近年は大学生の学力低下も指摘されており、「選抜」より「学力保証」に重点を置いた試験がどこまで広がるか注目される。

 試験は国数社理英の5教科をマークシート式で行い、「社会人として一般的に必要な知識、技能」を問う。結果は主に面接などを重視したAO入試や推薦入試などの合否判定に使われることを想定している。すでに私立の大学や短大計6校から正式な参加申し込みがあったという。

 出願は7月4日からで、試験は10月9日に行う。今年度はプレ試験のため、2科目以下の受験は3000円、3科目以上は5000円、団体受験や大学側への成績情報の提供は無料で行う。今年度は1万人の受験生確保を目指している。

(2005年6月8日 読売新聞)

「教育制度研究フォーラム」
http://www.kyoiku-npo.org/index.html