子供ほしいが養育費が心配

http://eri.netty.ne.jp/educationnews/2006_03.htm#22_05

財団法人「こども未来財団」の調査で、子供のいる家庭が子供の数を増やすことに感じる不安は「養育費など子育て費用の増大」が43%で最多だったことが21日、分かった。子供のいない家庭では「親としてきちんとやれるか」が45%と最多で、「養育費がかかる」が29%、「治安の悪化で子供を守れるか」が21%だった。現在の家計の状況を尋ねたところ、全体の約6割が「苦しい」と回答。また、全体の約4割が「子供のお祝い事の費用」や「一時的に子供を預ける」などに親からの支援を受けていた。調査は厚生労働省の研究事業の一環として、昨年10月に20〜44歳の既婚男女(男性34%、女性66%)を対象にネット上で実施、約2,400人が回答した。全体の81%が子供のいる家庭を持つ。
[2006年3月22日付 日本経済新聞より要約]

こっちのほうは、例によってびみょうな「ネット調査」。もとの調査を見て見ないとなんともいいにくい。たとえば、子どもは欲しいですかイヤですか、というと、まぁ、欲しい、という人が多かろうし、養育費は安心ですか心配ですかといえば、安心とまではいえないかなあということにもなるだろうし、だからどうだというと、べつになんでもないってことでもある。だいたい、「不安感」なんてもともとばくぜんとしたものなんで、それを意識調査で拾い上げても、それだけで何かがいえてるわけでもないやろう。
また、「全体の約4割が「子供のお祝い事の費用」や「一時的に子供を預ける」などに親からの支援を受けていた」っていうけれど、そもそも同居していれば「一時的に子どもを預ける」なんてわざわざいわないかもしれないし、そういうのと「お祝い事の費用」(ってなんだ?)と、いろいろいっしょくたにして「親からの支援」とくくっちゃうのもどうかと思う。(ひょっとして、入学祝いにランドセルを買ってもらうとかか?まさかなあ)
こういうのも流行り廃りで、調査結果として受けるのが「育児不安」だったり「養育費」だったりというのは、調査をやった時期によってちがってくるのではないか。今やと、子育て支援とかにからめて、経済問題にくっつけていくと調査結果としておいしい、ということなんでは、と推測する。