北山修監修・妙木浩之編『日常臨床語辞典』、ベッドサイドに。

日常臨床語辞典

日常臨床語辞典

「あきらめ」とか「縁」とか「こだわる」とか「さめる」とか「ついていけない」「つまらない」とか・・・日常語で、臨床精神医療とか臨床心理とかの場でもちいられるような言葉を157語あつめて、辞典にしている。
フォークルのひとが監修である。
4300円はちと値が張るのだけれど、普通に読んで面白くはある。
辞典、といっても、まぁミニエッセイふう解説集みたいなものなので、言葉を調べたいときに紐解く辞典、ではない。
読む辞典です、と書いてある。
でも、これを1ページめから順々に470ページめまで読んでいく、というのも、ちがう気がするわけで、
これは、臨床家の人にせよ、それ以外のふつうの人にせよ、枕元においておいて、寝る前に適当にぱらぱらっとめくって出てきたところを読んで寝る、みたいな本だろうな。
そうすると、500ページ近くある本なので、一生開かないページとかあったりするかもしれなくて、それもおもしろかったりして。
まぁ、だから、この本は、ロラン・バルトの本みたいなものだと思う。
でもまぁ、寝る前にこの本を読んだらへんな夢見そうなそうなきもすっけどな。