- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 文庫
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なにが「おっ」かというと、この文庫本、若かりし野矢がはじめてのまとまった著作を師である大森荘蔵に贈り、その大森による批判的書き込みとメモがそのまま収録されてるのである。いいなあ。
で、内容はというと、なんかエスノメソドロジーを思わせる。たぶんこのへんの議論をきっちりとクリアにわかっていると、エスノメソドロジーについてもかなり見通しがきくようになると思う。ガーフィンケルの「実験」そっくりのことを、思考実験として議論していたりもする。