通勤電車で読む『「言語技術」が日本のサッカーを変える』。よい本。サッカーってより教育の本。

「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)

「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)

さるブログでちらりと紹介されていて、関心を持った。以前書店で新刊で並んでいた時はたしか、へえ?ぐらいのかんじでスルーしていたのだけれど、読んでみたらとてもよかった。教育に関する本ということで学生に勧めたい。
著者は日本サッカー協会の偉い人で、U-17日本代表の監督をやったりいろいろ指導とか強化とか育成とかに携わっている人。で、サッカーが強くなるには、選手がちゃんと自分で合理的に判断できないといけなくて、しかもそれが身についていないとできない。日本とヨーロッパの選手の違いはそこだと。そこで、サッカーの育成のためには、言語的思考のトレーニングが必要で、しかもそれが自然になるまで身についていないとだめなわけなので、これはサッカー以外の教育にも共通することなのである。
「言語技術」ということについて、三森ゆりかという人が紹介されていて、じっさいに日本のサッカー選手・指導者育成に参加してもらってもいるそうだ。
大学生・社会人のための言語技術トレーニング

大学生・社会人のための言語技術トレーニング

この本も買った。