『金井美恵子エッセイ・コレクション』。ようやく揃った。

全四巻ということで昨夏から出ていたシリーズの、4巻目が出るでるといいながらなかなか出ず、書店の店頭で幾度か空振りをしたりしてAmazonの画面など見ると発売予定が何度か延びていて、それがいよいよ出たようなので書店に買いに行ったら、あったのでホクホクと購入。で、いままで買って並べていた三巻もあわせて、読んだ。よかった。
まぁファンということで、なんやかんやで既刊の本はほとんど持っていて、ということはほとんど読んだはずなので、こういう選集をもう一度買うのは、何冊かの持ってない本におさめられたり、単行本未収録だったりの文章や、著者あとがきを読むのがおもな目的ということで、まぁ拾い拾い読むわけだけれど、それだけでも満足で、ていうか本当のことを言うと一度や二度読んでおしまいというものではなくて何度でも繰り返し読み返す向きの文章なので何度だって読み返したらいいのだし未読のものだけ拾い読みなどといういじましい読み方など本当のことを言うと興ざめなのだけれど、今現在の枯れ果てた砂漠のごとき日常の中ではそんなぜいたくは身体に毒すぎるので、まぁ拾い読み、それだけでも十分に満足するわけである。