通勤電車で読む『パンク・ロック/ハードコア史』。

パンク・ロック/ハードコア史

パンク・ロック/ハードコア史

ずいぶん前に買って何年もつんどく状態になってたのを通勤電車で。で、パンクロックの歴史がわかるようになるかなと思って読んだのだけれど、読後感としては、それなりに厚い本を読み終わった割には妙にわかった気がしてこない。たくさんのほとんど知らないバンド名や流派の名前がぞろぞろ出てきて、サウンドとかアティテュードとかについていろいろ書いてあるのだけれど、なんかこう全体を俯瞰する構図がひとつ提示されればもうすこしわかった気がしてくるんだろうと思う。まぁ、だけど、そういう構図を提示しないことこそが歴史記述なのだという気もしなくもない。