前著『驚きの介護
民俗学』がじつによかったわけだけれど、それがいまにしておもえばいわば方法論宣言のようなものだったとすれば、今回の本はより介護の「場」に即したおはなしになっている。著者の人は、前著のときは大きな施設で働いていたのだけれどそこから「すまいるほーむ」というデイサービス施設に移っている。で、そこの利用者っていうかお年寄りの人たちから
聞き書きもするんだけれど、「
民俗学」として、というニュアンスがより後退して、「すまいるほーむ」の人たちやその「場」のおはなしになっている。こういう
聞き書きをやる著者の人が参加して、「すまいるほーむ」が、いいかんじの「場」に変化してきた、そういうおはなし。