『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』。これはよかった。GWの初日に見ればよかったかんじのキュートなバカ映画。

先日、スーパーの中古DVDカゴ売りで見かけて買ったうちの一枚。なんか例によってたしかWebのどこかで褒められていて、気になってたのがあったので。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 - Wikipedia
ストーリー
舞台はカナダのトロント。売れないバンド”セックス・ボブオム”のベーシスト、22歳のスコット・ピルグリムは、中国系の女子高校生ナイブスと付き合いはじめた。だがある日、ニューヨークから引っ越してきたラモーナという女の子にひと目ぼれし、彼女とも付き合うことに。その後、地元のバンド大会に出場したスコットは、空から降りてきたラモーナの邪悪な元カレ、マシュー・パテルと戦うことになる。パテルを倒したスコットはラモーナから、自分と付き合うためには7人の邪悪な元カレ軍団と戦わなければならないと告げられる。

これ、とてもよかった。学園ラブコメ(特典映像で監督が『プリティ・イン・ピンク』のタイトルを挙げている)と少年マンガとテレビゲームと『マトリックス』(SFX+VR+カンフー)とガレージロックバンドと8bitチップチューンの合体みたいな。キュートかつバカな映画。ヒロインのラモーナというのが魅力的なのだけれど、『デス・プルーフ in グラインドハウス』に出ていた人なのだそうだ。そうだっけと思いつつ、なにか既視感のあるイメージで、まぁとりあえず日本で映画化するなら早見あかりでやるべきだな、と思いつつ見ていた。
特典映像で、没シーン集に監督が解説してたのだけれど、たしかに、編集で切ったところというのは冗長なかんじがあって、切って正解に見えるし、監督もテンポのために切ったみたいなことをしきりに言っていた。そのへんは、映画学校の教材みたいな楽しみもありつつ。
GWの終わりに見るというより、初日にこれ見たら気持ち的に高まってなんとなくウキウキとした連休になっていただろうというかんじ。今日になって高まってもねえ。