帰省の汽車で読んでた『バカロレア幸福論』『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』『外国語学習の科学』。あと実家の自分の本棚の佐藤愛子『娘と私の天中殺旅行』。

「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす (光文社新書)

「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす (光文社新書)

外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)

外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)

帰省。かばんに新書本をほうりこんで。『バカロレア』は、冒頭にフランスと日本の幸福度ランキングが比べてあったんだが、日本が53位、フランスが32位だったと。それで、失業率だのなんだのの数値はフランスが悪いのに幸福度はフランスが高いぞと。で、フランスにはバカロレアというのがあって高校生から哲学教育をやってるぞ、ということで、バカロレアについて見習えば日本も幸せになるのでは、というのだけれど、ふつうに考えてなぜ32位のフランスに学ぶのか、1位のデンマークに学べばいいじゃないか、と思うのであまり本気では読まない。バカロレアの小論文の書き方にはパターンというのがあって、それが論理的な考え方の訓練になっているというのだけれど、なんか思ったよりうすっぺらいというか、衒学的に哲学者の教科書的な名前と断片的な命題をつぎはぎしてそれっぽっくしあげるというのは、好ましいとは思えないし論理的とも思えないしいかにも悪い意味でおフランス的に見える。
『家事』は、以前、学生さんに薦める新書を物色しに行った近所の書店で見つけていたものだった。まぁそのときはスルーしたのだけれど、読んでみたらまぁ薦めてもいいかなという気はした。まぁ、二部構成だったんだが第一部だけでまとめたほうがまとまりがよかったようなという気もしなくもない。
『外国語』は、勉強になった。
あと、実家では、自分の部屋の本棚から佐藤愛子などを。帰省するたびに繰り返し読んでる。