通勤電車で読む『ひとりみの日本史』。おもしろかった。

大河ドラマがおもしろいのでTwitter大河ドラマ関連のリストを作って覗いているのだけれどそこで見かけた本で、読んだらおもしろかった。著者の人はちくま文庫で『源氏物語』個人全訳をしていたりもする、古典もののエッセイストのひと。鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』の「誰もが生涯に一度は結婚するのが当たり前という生涯独身率の低い「皆婚社会」が成立」するのは十六・十七世紀になってからのこと、というのをはじめ、歴史学や人口学の知見を引きつつ、おもに古典文学に出てくる独身者のことを紹介している。