M−1の特番を見た。

決勝進出8組が出ていたが、下馬評的には「アンタッチャブルvs笑い飯」なのだそうだ。
つまらん。
トータルテンボスPOISON GIRL BANDというのは、見覚えがあった。面白いとは思ってなかった。とくにトータルテンボス
やはりあのなかで言えば、南海キャンディーズがおもしろいだろう。
でも、南海キャンディーズを最終3組に残すような客層ではないだろうなあ。
予想を立てると、
優勝は笑い飯で、
2位が東京ダイナマイトで、
3位がアンタッチャブル
というところじゃないか。
東京ダイナマイトというのは、いちどコントのネタを見たことがあって面白かった覚えがある。
それだけじゃなく、今日、コメントのなかで「ツービート、浅草キッドの系譜につながるコンビなので、漫才は避けて通れない」と言っていて、
なんていうか、そういう系譜意識というか、歴史意識というか、そういうところに、改めて興味を持った。歴史意識があると、腕のほうも期待できるような気がする。
そういう感覚は、トータルテンボスとかPOISON GIRL BANDとかに感じられないところ。
歴史意識なしに、雰囲気だけ「いま風」にしたって、それは昔から繰り返されてきたことで、で、すぐ消えてしまうと思う。
そういうのにウケる客のもんだい、というのもあると思う。
で、笑い飯のウケかたにも、そういうところがあると思う。
アンタッチャブルはといえば、腕はありそうなのだけれど、芸風が古いように思う。あえてやっているにせよ、あえてやったうえでひとひねり、というような芸ではなさそうな気がする。
たとえば、中川家は、歴史意識があり、腕があり、古そうな芸をひとひねりしてやっていたわけで、だからなんだかんだいってNHKより民放が似合う。
アンタッチャブルは、NHK芸人になってしまいそう。
ていうか、
ゲストのますだおかだのますだのほう?が、決勝進出者を予言してた、とか言ってて、それはありそうな話かもしれない、と思った。
そういうのも、笑いに対するパースペクティブのもんだいですな。
これが面白い、とかこれはおもんない、とか、おもんないけどウケるとかおもろいけどすべるだろうとか、正確に判断できる、というのは、重要な能力ではあると思う。
まあでも、だからといって自分が面白くなるかどうかと言うのとはまた別なのだけれど。