J.フォード『真珠湾攻撃』のDVDがあったりするんだな。

真珠湾攻撃 [DVD]

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これなかなかおもむきぶかい作品で、ハワイというのが、アメリカの西部の延長みたいに描いてあって、日本軍の奇襲攻撃がインディアンの襲撃のように描かれ、米軍は騎兵隊のように描かれている。まんま西部劇のノリなところがおもむきぶかいんで、まぁたしかにそういうもんなんでしょうな。もちろん、ネイティブのハワイ人に対するスタンスも、ネイティブアメリカンていうか要するにインディアン、に対するのと同じで、まあそのへんはプロパガンダ映画なので、米国ご都合主義なわけです。おもむきぶかい。
いや、ちゃんとジョン・フォードしてるわけです。要するに西部劇。で、ほろりと来させるところもあります。これが騎兵隊映画なら、故郷を離れて母親からの手紙を待つ男たちに感情移入をすんなりできるとこなわけですよ。

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太平洋戦争の始まりを告げる1941年12月8日(アメリカ時間は7日)、日本軍によるハワイ真珠湾奇襲攻撃をモチーフに、当時のアメリカが戦意昂揚を目的に製作したプロパガンダ映画。
監督は巨匠ジョン・フォードと、伝説的撮影監督としても著名なグレッグ・トーランドの共同だが、実質はトーランドが多数を担当。プロローグとエピローグをドラマ仕立てで、中盤の真珠湾攻撃の模様を特撮を用いた再現フィルム仕立てで描いているが、ドラマ部分がアメリカまで批判しているとみなされ(逆に日本に関しては、米国民に対して反日感情を抱くことを制しているかのようでもある)海軍当局に没収。結局、本国では43年にドキュメント映画として34分の短縮版が公開され、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞。日本では戦後『十二月七日』の邦題で幾度か特殊公開された。後に完全版が復元され、日本では1995年に劇場公開されたが、何とそれは世界初の劇場公開でもあった。(的田也寸志
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
1944年アカデミー賞ドキュメンタリー賞を受賞した、ジョン・フォードグレッグ・トーランド共同監督によるドキュメント映画。海軍当局により門外不出にされてしまい、50年の時を超えて公開され注目を浴びたいわく付きの作品。