丹生谷貴志『三島由紀夫とフーコー 〈不在〉の思考』を再読したり。

このまえ買った檜垣立哉ドゥルーズ―解けない問いを生きる』は、通勤電車でさらっと読み上げられる本で、おもしろかったのだけれど、なにせ薄い本なので、これだけを読んで感激するというタイプの本では、なかった。さらっとおもしろい薄い本、ってかんじ。
それと平行して、年末に買って読んでいた丹生谷貴志三島由紀夫フーコー 〈不在〉の思考』を再読したりしている。年末に読んだときは、なんか気持ちがあわただしかったのか、しっくりと入ってこなかったのだけれど、再読して、やはりいいなあ、とか言っている。三島由紀夫というのをほとんど読んでなくて、でも丹生谷はなんだかんだいって何度も何度も三島論を書いていて、それを読むのはたのしい。楽しいんだけどなにせ、読んだことない小説の話なので、それが本にまでまとまると、しっくりこないかなあと、最初に読んだときは思ったのだけれど、でもやはり、何をかいても丹生谷節、なので、やはり、楽しい。

三島由紀夫とフーコー“不在”の思考

三島由紀夫とフーコー“不在”の思考