児童の父親が学校を暴力で支配、恐喝で起訴 徳島市

http://www.asahi.com/national/update/1110/OSK200511090066.html

2005年11月10日06時15分

 徳島市の市立小学校で児童の父親が約2年間にわたって教職員を脅すなど威圧的な行為を続け、夏休みには研修名目で全教師が集められ、半日間にわたり「説教」を聞かせられるなどしていたことがわかった。この父親はその後、校長らに対する恐喝容疑で逮捕され、起訴された。

 起訴されたのは同市住吉4丁目、コンパニオン派遣業中村和夫被告(45)。7月下旬、「担任を代えろ」と校長らを脅し、校長と長男の担任教諭から現金80万円を脅し取るなどしたとされる。9日の初公判で中村被告は起訴事実を認めた。

 学校などによると、中村被告は約2年前からささいなことでクレームをつけるようになり、次第にネクタイをつかむなど暴力をふるうようになった。夕方に学校に来て、翌朝まで校長室で怒鳴ったり、文句をいったりすることが何度もあり、今年7月には数日間続いたという。検察は「みんなが恐れ、被告が教職員を牛耳る異常な状態になっていた」と指摘した。

 「研修」は本来は個人情報保護に関するもので一部の教師が出席する予定だったが、これを知った中村被告が校長に全教員(約30人)を集めることを要求。「説教」は学校への不満が中心で、教師は一人ずつ順番に立ち反省を述べさせられた。同市教委職員も立ち会っていたが、だまって見ていたらしい。

なんじゃそりゃ。