田中康夫がよいしょする地元の小売店ってやつの電気屋で買い物。高けえよ。

このまえの記事で貼り付けたけれど、田中康夫が、サティとかの大型店を非難して地元の小売店をよいしょしている。
お年寄りに優しい、とかそういうふうに。
でもほんとかね。
きょう、仕事帰りに、商店街の電気屋で、オーブントースターを買った。いままで大型電気店でいろいろ品定めをしていたのだけれど、きめられず、かわずにいたのだけれど、もうそろそろ買わなきゃ、と思って。んで、店に入って「オーブントースターの安いのありますか」っつったら、ありますっつったのが4200円。えーと、大型店で安いのといえば、1980円とかです。そういうのが何種類も何種類もならんでて、そのなかからデザインとか機能とか値段とかで選ぶわけです。それが、高いのも安いのもこれっきり一種類の4200円。東南アジア製の国産メーカーブランド品。で、「えーっと、そっかあ、もう少しお値ごろなのがほかであったかなあ・・・」とか逃げようとすると、おばさんは、「これはナショナルですよ、やはり国産のメーカーがいいですよ」の一点張り。国産っつったって東南アジアの工場でつくってんだけどなあとおもったけれど、むずかしいことをおばさんにいってもわかんないだろうなぁ、と思って、だんだん、あきらめてきた。で、まえから品定めしながら気になっていたのが庫内の奥行きで、奥行きがないと焼けるものも焼けないので、「奥行何センチありますかねえ」と聞いたら、外寸で答えやがって、
あらためて、「庫内の奥行だと何センチですか」と聞きなおしてようやく答えてくれた。まぁ、21センチならそれなりかなあ、と観念して、じゃいただきますわ、っつって、買った。もうすこし洒落たデザインのもあったんだけどなあ。
というわけで、「地元の小売店が消費者にやさしい」なんてのは、やはり、ウソで、高くて選択肢がなくておまけに店のおばさんは商品情報をしらなくて、
ただ人情味みたいなのをおしつけること込みで商品を売りつけるんで、そのへんをお年寄りは勘違いして、やさしくされたと受け取るかもしれない。
繰り返すように、安いのは、大型店のが安いと思う。だから、お年寄りに優しいというのには、「お年寄りはお金を持ってる」ってのが含まれるのかもしんない。
私は根っからの下流なので、やはり大型店のがだんぜん合ってるんである。