授業でまたベンヤミンだのなんだの口走っていたら、面白そうだから本を紹介しろという学生さんがあって、いざそういわれると、おっとっと、なにを薦められるかしらん、ベンヤミンの入門書あるかね、などとおもいつつ、さしあたり多木浩二のこの本を挙げつつ、でも手元にあるものの読んだ記憶がないからなあ、などともごもごした紹介をしたのだけれど(ほかには、まぁ、むしろデュシャンやサティといったダダイストの作品から入ってはいかが?みたいなことをもごもごといっていたのだけれど)、やはりそこはそれ、紹介した手前、気になって通勤電車で(まったく、そのために仕事に通っているようなものだな)ぱらぱら読んでみたら、意外と薦められるかも、という気がしてきた。
- 作者: 多木浩二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 文庫
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