フィリップ・ワロン『子どもの絵の心理学入門』はクセジュのくせにおもしろい。

子どもの絵の心理学入門 (文庫クセジュ)

子どもの絵の心理学入門 (文庫クセジュ)

れいによって、昼におなかに入れるものを買いに売店に行ったついでに買ったもの(売店には菓子パンとかしかないので、栄養をむししているので、それだけ買って帰るのははらがたつので、本を一緒に買うことがとくにさいきんおおい。ちなみにきょうは、ホイップクリームをはさんだパンケーキ、紙パックのコーヒー2つ、じゃがりこ、チップス、あと、この本を購入)。
帰りの電車で読みかけているところ。わるくない。
クセジュというと、新書にしては小むつかしい、というのと、フランスの文脈で書いてあるのだろう、ぴんとこない、というのと、あるのだけれど、
これは、学生さんにもすすめてかまわなそう。
著者のワロンというのは、あのワロンが大叔父だという、フランスの精神科医&児童画の発達心理学的研究のゆうめいじん、らしい。
この本、子どもの絵の発達をたどっていて、また、子どもの絵を研究的に見るさいのいくつかの見方(知能テストのように見る、深層心理テスト(投影法)のように見る、発達心理学的に見る、等々)について、バランスよく紹介している。
挿絵がたくさんあって、みんな子どもの(フランスの子どもの)絵で、ほほえましいしおもしろい。
日本語版への序文では、短い文章の中ではあるけれど、日本とフランスの子どもの絵の違いにも言及している。