- 作者: フィリップワロン,Philippe Wallon,加藤義信,井川真由美
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 単行本
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帰りの電車で読みかけているところ。わるくない。
クセジュというと、新書にしては小むつかしい、というのと、フランスの文脈で書いてあるのだろう、ぴんとこない、というのと、あるのだけれど、
これは、学生さんにもすすめてかまわなそう。
著者のワロンというのは、あのワロンが大叔父だという、フランスの精神科医&児童画の発達心理学的研究のゆうめいじん、らしい。
この本、子どもの絵の発達をたどっていて、また、子どもの絵を研究的に見るさいのいくつかの見方(知能テストのように見る、深層心理テスト(投影法)のように見る、発達心理学的に見る、等々)について、バランスよく紹介している。
挿絵がたくさんあって、みんな子どもの(フランスの子どもの)絵で、ほほえましいしおもしろい。
日本語版への序文では、短い文章の中ではあるけれど、日本とフランスの子どもの絵の違いにも言及している。