気散じのため散歩にでかける。中くらいの本屋にふらりと入って3冊、そこで折り返して帰り道沿いの小さな本屋を2件はしご(その間に100均とコンビニに立ち寄ったりしつつ)、1冊ずつ購入。

マルクス―いま、コミュニズムを生きるとは? (シリーズ・哲学のエッセンス)
- 作者: 大川正彦
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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- 作者: 工藤庸子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/08/20
- メディア: 新書
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- 作者: ジャン=ミシェルアダン,Jean‐Michel Adam,末松寿,佐藤正年
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2004/04/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 松田素二,川田牧人
- 出版社/メーカー: 嵯峨野書院
- 発売日: 2002/01
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- 作者: 北山修
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『マルクス』だけさくっと読んだ。
マルクス、というかぎり、革命して共産主義社会が到来する、っていうオチぬきで、彼の分析は鋭かったなんていっても説得力にもひとつ欠けるっていうのは、まぁ、わからんではない。でも、やはり現実感はないわけで、やはりそこんとこぬきで分析だけほめたいみたいなきもちになる。で、そこをあえて、ですねえ、コミュニズムというのに焦点を当てて、身体論とか、連帯して生きられる集合的な生、とか、そういうことを、まぁ、言おうとしている本のようでは、ある。この議論がうまくいけば、マルクス主義は勇気百倍である。なにせ、目標ができるので。
えーでもやっぱりみりょくてきではないなあ。
でも、身体論に引き寄せているので、ところどころ、鮮やかな言葉が − マルクスの引用なんだけど − でてきて、そのへんはいい。「鳥のように自由な」とか。