散歩で買った本。『がんばれ自炊くん』『プロカウンセラーのコミュニケーション術』

「ほぼ日」づいてるというわけでもないが、料理本とか食べ物本とか好きだし、「ほぼ日」で連載していたときも楽しく読んでいたので、文庫化のアナウンスがあったらやはり買うわけである(単行本のときは、買わなかった。そんなぐらい)。
で、さらっと読んだけれど、読んだっていうか、投稿メールのレシピが文章だけでずらずら書いてあるのをいちいち読むわけではなくて、てきとうに飛ばし読みをする。食味随筆なら、文章の喚起力というのがあるわけだし、ふつうのレシピ本なら、できあがりの写真なりせめてイラストなりがあってそれを見るのが楽しいのだけれど、読者投稿メールのレシピだけずらずら読むってのは、それ自体は、たいして楽しいものではない。とくに、この分冊は「ビギナー編」ってことで、単純なレシピしか載ってないし。
なんだけど、そこは糸井重里、れいによって「お話」のつけ方がうまいわけで、自炊ビギナーの「自炊君」ってのを登場させることで、料理というのを、DIYのクラフト作りみたいな、かといって「男の料理」みたいなハナにつく趣味性にも陥らないでうまいこと日常に着地させたような、イメージで提起している。そのへんの楽しさでもって、けっきょく楽しく読んだ。
あとは、
プロカウンセラーのコミュニケーション術

プロカウンセラーのコミュニケーション術

3びきめのドジョウ。

おっとっと。amazonを見たら、東山先生、新書も出してはったのですね。あれーそうだっけ?4年前から出てるのか。アクティブ新書は、確かにマークを薄くしてたけど。
悩みのコントロール術 (岩波アクティブ新書)

悩みのコントロール術 (岩波アクティブ新書)