- 作者: 牧野雅彦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2006/02/11
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科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか (中公新書 (1843))
- 作者: 酒井邦嘉
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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- 作者: ウィリアム・リード
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『科学者』は、徒弟制当然、という姿勢がいまどき反動的で好感を持った。で、授業のときに紹介しようとしたのだけれど、中で紹介されているアインシュタインのアメリカンジョークを口頭で言おうとしたら、なんか説明している最中にあんまりおもしろくないようなきがしてきてやめた。読むと面白いのだけれど、口で説明しながらだと面白くなくなるのが常である。
『マインドマップ』のほうは、このまえ読んだ2冊とはちがって、読みでのある、というか、たいしたことは書いてないのだけれどなにしろマインドマップというのはテクニカルなものなのでテクニカルなことがかいてあると、それだけそのままよまないといけなくなって読みでがあることになる(テクニカルなこと抜きでマインドマップの効用みたいなことだけ書いてあったらいすると、どんどん読み飛ばしてすぐ読めちゃうわけで)。なので、よかった。たぶん、入門の人はこれを読むといい。
で、それはそれとして、思ったのは、マインドマップというのが、どうやら、全体がわかってから図にする、みたいなものなんかなあ、ということ。たとえば授業を聞きながら、あるいは本を読み進めながら、リアルタイムでメモをとっていく、というようなばあい、マインドマップで描いていくというのはけっこうむつかしそうだな(できる、やれ、と書いてあるけれど)、ということで、むしろ、授業をぜんぶ聴き終わって本を読み終わってからその内容を忘れないために、頭に残っているものを整理してメモにしておく、というのには、合っているかもしれない、ということ(それにしても、一枚の紙の上にきれいなマップを描くためには、なんどか書き直ししながらじゃないとむつかしい気はするなあ)。
なにしろ、最初に先日、マインドマップいいよ、と薦めてくれた人が「ためしに授業ノートをマインドマップで取ってみた」と見せてくれたのがきっかけだったので、第一印象のマインドマップ観がちがったのだけれど、それを修正できた。
自分的にはKJ法が好きなので、それとの比較で考えるのだけれど、あれは、頭の中のプロセスをぜんぶ手と目の作業にして、頭の外で操作してまとめていく、というかんじなのだけれど、マインドマップは、いったん頭の中に入れて、それを要約的図解のかたちで部分的に外に出すテクニック、という感じ。だから、マインドマップ上の情報量は小さく、ただそれを見た人はそこからその元データを引っ張り出しやすい、みたいな。
KJ法だと、原理的に、頭の中のできごとはそのつどすべて頭の外に出されて手と目の作業に変換されているはずで、そのぶんリアルタイム化することもできるのだけれど、大掛かりになるんで、マインドマップというのは、頭の中のできごとに上手にインデックスをつけて外部化することに主眼がある、と。
そうすると、他人の描いたマインドマップを見て自分が理解できるか、というのがよくわからないのだけれど・・・でもそれもマインドマップの売りなのだとたぶん思うので、その辺をもう少ししらべてみよう。
そうそう、職場で、机の上にマインドマップ本を置いていたら、「おお、マインドマップですね?」と言われて、「え、ごぞんじですか?」といったら、
- 作者: 立田慶裕
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2005/02
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この本、さーっとだけど、読んだんだけどなあ。で、見直したらやはり出ていた。
まぁ、本家のカラフル&イラスト的なマインドマップみたいのじゃなくて、文章での説明が主で、また、むしろパソコンソフトなんかの紹介をしていたことで、印象がのこらなかったのかもしれん。