途中からテレビを点けて、ちらっと見て、まあこんなものかといって消して、また点けて、クライマックスあたりから最後まで見た。
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で、結局、ガチャガチャしてて好かんなあというやんちゃなケンカ映画っていうところはやはりあって、まぁそれが、途中で消した理由ではあるのだけれど、しかし、猥雑なエネルギーがあってよし、と評価するむきもあるだろうことはよくわかる。でも井筒カントク的には、なんやかんや口実を作ってようするにガチャガチャしたケンカ映画を撮りたかっただけやないかな、という気もしなくはない。あと、フォークルはやはりええねえ、というのはある。で、出演している若手俳優陣がのきなみ当時の髪型&服装で、それでフォークルなんかやったりするので、かんじがでていてよかった。
で、沢尻だけれど、なんか、基本的にお人形みたいな顔なので、顔を見ているぶんには結構なのだけれど、でもべつに役を演じることによって激しく訴えかけてくるものがある、というわけではないなぁと思った。まぁ自然な演技ですということでは結構なのだし、熱演なんかされてもうざいのでそういうのは要らないのだけれど、なんていうか、ようするに訴えかけてくるプラスアルファの部分を感じられなくて、ああ、沢尻エリカは顔がかわいいなあ、と感心しながら見てる感じなのである。
えーと、たとえば、最後のほうで看護婦じゃなくて女性看護士、になってた、あれは途中ではヤンキーだったはずの女の子とか、あと女性妊士、じゃなくてこれは妊婦でええのか、になってた女の子、あの子らなんかは、まぁ演技がキツめだったということもあるだろうし現時点で沢尻より相対的に無名(?たぶん?)なこともあるだろうけれど、やはり作中人物として、見ていた。ああ、こういうアホでやんちゃやけど気立てのいいちょっときれいな子っておるよな、でもアホなんやなあこれが、でもいいやつなんやなあこれがまた、というかんじで、作中人物にたいして好感を持って見るわけである。