「授業丸投げ」許しません 文科省が大学設置基準改正

以前貼り付けた記事(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20070516#p1)の続報。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007071801000045.html

「授業丸投げ」許しません 文科省が大学設置基準改正
2007年7月18日 07時44分
 ボランティア活動や企業などでの就業体験(インターンシップ)を授業科目として取り入れる大学が増える中、文部科学省は18日までに、大学が活動内容に関与せず、派遣先に学生を“丸投げ”することのないよう、授業科目開設のルールを厳格化することを決めた。
 近く大学設置基準の一部を改正し、来年4月から施行する。
 文科省は「外部との提携を否定するものではない。活動が大学の求める内容に合っているか、学生がどんな活動をしているか、大学の責任で把握してもらうための改正」と説明している。
 同省によると、現行の設置基準には外部との授業提携について規定はなく、これまでの「(大学は)授業科目を開設」との文言を「(大学は)授業科目を自ら開設」とすることで、外部に委託した場合の大学の関与の必要性を明確化する。担当教員による定期的な派遣先の視察など、具体的な“丸投げ”防止策は今後検討する。
(共同)

もひとつ

“丸投げ”授業は違反 文科省、大学設置基準改正へ
7月18日19時3分配信 産経新聞
 文部科学省は大学の授業におけるインターンシップやボランティア、教育実習などの単位認定をめぐり、大学側が研修先などに授業を“丸投げ”することを禁止する方針を決めた。大学設置基準に「大学は必要な授業科目の開設は自ら行うものであることを明確化する」との規定を追加し、授業の“外注”自体は否定しないものの、大学側に一定の関与を義務づける。
 文科省では来春の施行を目指して月内に基準を改正。各大学に詳細を通知する予定。
 数字上では入学希望者が全員大学に入れる大学全入時代を目前に控え、一部の大学では「アルバイト研修」を中心とした授業を単位認定している。文科省では「委託する場合でも学生を事前に指導したり、教員が現地でチェックするなど一定の関与が必要だ。学校がまったくかかわらなければ授業ではない」(大学振興課)としている。
 文科省では基準改正の詳細を定める通知に「大学が定める指導計画のもとで大学の担当教員が学修状況を十分に把握するなど適切に行うことが求められる」などと明記し、今後の指導の根拠とする考えだ。

大学関連のニュースはさいきんこちらのサイトでチェックさせていただいてる。
http://d.hatena.ne.jp/daigaku_jiken/20070719#p3