『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『ニューオリンズ』

単純作業をしつつ流していた。音だけ聞いてる感じで。

ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ [DVD]

ヴェンダースの、というかんじでもなく流してたんだけど、意外とヴェンダースなかんじだったかも。ていうか、ヴェンダースっていうとだらだらしていてまともに見るとしんどいというイメージがあるわけで、まぁながら見でちょうどだと。で、見るともなく見ていたのだけれど、そうすると、キューバの音楽の演奏場面がほとんどで、キューバだよ！？もりあがるはずでしょうが？　ってとこなのに、なんか画面外のモノローグのぶつくさいう具合とか、よるべない放浪の雰囲気とかが、意外とヴェンダースなんである。
ついでに、廉価盤で買ったサッチモ＆ビリー・ホリデイを。

ニューオリンズ [DVD] FRT-232

これは意外とよかった。ビリー・ホリデイのメイド服コスプレが見たい人向け。見たくないです見たくないです。
ていうか、サッチモたちがニューオリンズをおんだされるときに、歌を歌いながらぞろぞろ行くところがよかった。
で、まぁ主役はハリウッドの美男美女俳優がやるとして、サッチモやビリーが脇役なのは諸事情からしかたないというのは理解するものの、しかし、ラストのシンフォニーホールで「ニューオリンズ」を歌ってもりあがって皆が和解してめでたしめでたしになる場面で舞台上にいるのがサッチモでもビリーでもなくウディ・ハーマンだというのは徴候的だ。