このところ読んでた本。通勤では『フンボルト理念の終焉?』、枕元には『分散する身体』。

フンボルト理念の終焉?―現代大学の新次元

フンボルト理念の終焉?―現代大学の新次元

分散する身体―エスノメソドロジー的相互行為分析の展開

分散する身体―エスノメソドロジー的相互行為分析の展開

潮木先生の本は、ためになるし面白いし、しかも読みやすいので、通勤電車で読んでた。自分自身が大学教育についてあれやこれや考えるときに、えいきょうを受けそう。学生さんたちにも薦めた。
西阪本は、じっくり粘り強くデータに付き合いながら書かれていて、だから読むほうも粘り強く読まないといかん。で、自分のじっくりさが十分じっくりしてたかってのはわからん。こういうノリで研究したり読んだりしたいと思いつつ、自分はせっかちなので(まぁ、状況もゆるさないってのもあるので)、一人でやってたらこの粘り強さに近づけんなあというふうにも思った。でも、前から漠然と、こういうのが面白いと思っていたようなことの、新作が、これだけのボリュームで(日本語で)読めたというのはやはりよかった。