通勤電車ほかで。
- 作者: 岡田暁生
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 新書
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それはそれとして、あれやこれやの曲や演奏についての、ディレッタント的な文章やそういう引用やエピソードの紹介が、けっこういい。理論的なあれこれについて活き活きと読める。
ついでにいうと、うれしいのは、「あとがき」によるとこの本がまったくジャズを聴きながら書かれたらしいということ。セロニアス・モンクの演奏の話なんかが、かなり重要な例として出ていたりするのだけれど、この本そのものはほとんどクラシックの話題なのだけれど、ジャズでグッときてしまう何かのことをわかる人が書いたクラシック音楽の話、という気がして、そのへんは、読める。
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ところでこのところ、いまさらながらyoutubeばかり見てる。けっこう際限なくはまってるのが、「・・・弾いてみた」というやつ。世界中のどしろうとのひとたちが、せま苦しい自室で孤独にビデオカメラを置き、その前に座って、カメラ目線をしたりしなかったり、顔が映らないようにしたりしながら、ラジカセかなにかで音楽(アニメ主題歌だったり、ジャズのスタンダードだったり、いろいろ)を小さく流しながら、カラオケ状態で楽器を弾いてみせる、数分のヴィデオ。youtubeというのは関連動画が数珠繋ぎに見れるようになっていて、だらだらと追いかけていると、なかなか(すこしぐらい、とても、)上手かったり、失笑ものだったりはいろいろなのだけれど、いずれにせよ、うまくいくとそこに「音楽」が現出しているかんじがしてくる。
http://www.youtube.com/watch?v=jM_Bs4MfAB8&feature=fvw
http://www.youtube.com/watch?v=siwY4vGwV4g
http://www.youtube.com/watch?v=C7jl-lwj-ZA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=xQyDXs5urps&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ALIkOZCfcuE&feature=related