ゼミで読んだ今田絵里香「少女雑誌における「少女ネットワーク」の成立と解体」。学生「森ガール？」→私「と腐女子のまざったやつちゃうか」。まちがってますか。

きょうの二回生のゼミで学会誌論文を読むってので、学生が選んで発表したのが、これ。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001878028

今田 絵里香
「少女雑誌における「少女ネットワーク」の成立と解体 : 1931〜1945年の少女雑誌投稿欄分析を中心に」
『教育社会学研究』70 pp.185-202 2002

それで、雑誌によって提示された清純な「少女」カテゴリーにじぶんからアイデンティティを求めていく少女たち、みたいなところにひっかかった学生が、「森ガール？森ガール？」とか言ってるので、いっしゅん「むむ？」と思いつつ、「森ガールってあれか？蒼井優とか？ふわふわの服着て？」「そうそう、カメラを持っててー」「あ、雲の写真とか撮るとかか？文化系で？」・・・
というわけで、うーむ、である。なんか、自分的には、森ガールってよりもう少し文学少女っぽさが欲しいっていうイメージがあって・・・これ「オリーブ少女」ならもう少しニュアンスが近かったような気がするのだけれど・・・
で、「えーと、たぶん今はいろいろ分化してて、森ガールみたいのもだけど、腐女子とかの要素もあったような気がする。文学少女とか。ブログ書いたりオフ会やったり・・・清純な要素だけ取り出すと森ガールみたいなのになるし、投稿したりとかいう要素を煮詰めると腐女子とかになるんじゃないかなあ」とか言いつつ、
女学生の「エスの関係」とかの話をしてもりあがっていた。おこられるな。
↓

「少女」の社会史 (双書ジェンダー分析)

こういう本も出しておられますね。