- 作者: 井上ひさし,筒井康隆,大江健三郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1988/05/30
- メディア: 単行本
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へるめす - Wikipedia
『へるめす』は岩波書店が刊行した学術誌である。「文化の総合雑誌」を目指した。
1984年12月、季刊誌として創刊。磯崎新、大江健三郎、大岡信、武満徹、中村雄二郎、山口昌男が編集同人となり、編集長を大塚信一(後に岩波書店社長)が務めた。
とのことである。まぁ、時代的に言うとニューアカの時代に、まぁプレ・ニューアカというか原・ニューアカというか、まぁオールドスクールというか、創刊時に高校生だった自分的にもけっこうびみょうなイメージの雑誌だったわけで、しかも後年、『小説から遠く離れて』で井上ひさしと大江健三郎はかなりきびしめに(まぁ、大江健三郎はかなり肯定的評価をされてるにせよ)分析されるわけで、それがまさに「ユートピア探し 物語探し」というタイトルでのんきに鼎談をやっているというのが、悪趣味な興味をそそらなくもないわけなのだった。ちょっとおどろいたのは、当時の三人が、いまの自分とおなじか少し若いぐらいの年回り(アラフィフ)だったということで、まぁ、ニューアカで育った世代としては微妙に世代が違うだけでさっぱり内容は響かなくて通勤電車でなんどもうとうとしつつ読んだのだけれど、しかしいまの自分と同年代だったのか、というびみょうな発見?はあった。