『七変化狸御殿』みた。松竹版、美空ひばり版はあまり狸っぽくない。

七変化狸御殿 [DVD]

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オペレッタつながりってことで。狸御殿といえば大映のヒット企画(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20051227#p2http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20061221#p1http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20080921#p1)なのだけれど、これはなぜか松竹。なんだかんだいってスターがぞろぞろでてくるお正月映画。レビューは出てくる、次郎長一家は石松の敵を討つ、フランキー堺はドラムを叩くし高田浩吉は王子のかっこで西洋剣劇宮城千賀子は若殿役で男装の麗人、そしてもちろん美空ひばりが歌いまくり、ついでに堺俊二がいわゆるコミカルなポーズを決めまくり、その他その他。で、狸御殿というのだからつまり狸であって、つまりぱっと消えたりする特撮が見せ場であったりするのだから、そういう特撮大作映画でもあるわけである。まぁしかし、狸っぽいかんじがあまりなくて、そのへんの設定の活かし方はちょっと雑。美空ひばりに関しては、さいしょのほうのレビューシーンで歌った案山子の歌が、メイクやコスチュームや踊りの工夫こみで、悪くなかった。