『喜劇・女は男のふるさとョ』みた。

喜劇・女は男のふるさとョ [VHS]

喜劇・女は男のふるさとョ [VHS]

このまえ「サワコの朝」に倍賞美津子が出ていたのを思い出しつつ。監督が森崎東で、脚本には山田洋次も加わっているようで、まぁそういう松竹の、おもろうてやがて悲しき庶民の喜劇、というかまぁ森崎東なので?ストリップダンサー嬢たちのおはなし。見る前に、山根貞男『映画 快楽装置の仕掛け』の当該項目を少し読んで勢いをつける。
映画―快楽装置の仕掛け (講談社現代新書)

映画―快楽装置の仕掛け (講談社現代新書)

しかし自分的に印象的だったシーンはというと、途中で「君が代」が響き、それがなにかとても胸に迫る、こういうことがあるのか、という驚きがあった。
Wikipediaなどで見ると、森崎東は1927年生まれ。山田洋次の助監督をやったりしていたからてっきり年下かと思っていたけれど、4つも年上だったのか。京大出身の映画監督というと、森一生もいるし大島渚もいる(森崎は大島と同年の京大法学部卒のようだ)し、いまざっと見たら山下耕作もそうだったのか、そういったなかでの森崎東である。『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』をそろそろ見るかなあ。

森崎東と「松竹ヌーベルバーグ」の関係やいかに、という気がして検索していたらインタビューをまとめたページが出てきた。
森崎東 対談およびインタビュー集