『富江』『うずまき』読んだ。

富江―The complete comics of Tomie

富江―The complete comics of Tomie

うずまき (ビッグコミックススペシャル)

うずまき (ビッグコミックススペシャル)

『漫勉』で伊藤潤二が出てて、やはり読んでみたくなった。『恐怖の対談』とか『恐怖の映画術』とか、あと伊藤作品の人になりきってメイクして写真撮ってTwitterで公開してる人(http://www.pixivision.net/ja/a/1596)がいたり、で気にはなっていたので。
いちおうこの時期、リクリエイションていうかリハビリっていうか、気散じをすべしということもあって、読んでみた。ファム・ファタルものであるのなら『富江』のが面白そうかなと思っていたのだけれど、ヒロインの魅力度でいうと『うずまき』のがよかった。いちおう長編的な展開もあるし。なんか、ホラーというのだけれど、落語みたいな面白味があって、『富江』は「美人がどんどん増殖する話」、『うずまき』は「うずまきに呪われた町で人がどんどんうずまきになったりうずまきが増えたりする話」で、まぁ怖いっていうか悪い冗談みたいなところが根本にあって、気持ち悪いけれど楽しく読める。