『英子の森』読んだ。いつもの松田青子節は健在。

英子の森 (河出文庫)

英子の森 (河出文庫)

天気がよかったのになぜかひきこもっていて、けっきょくきのう散歩で買ってきた文庫本のうち松田青子を。なんだかんだいって読んだ何冊か(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20150426#p1 http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20151110#p1 http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20160920#p1 http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20170522#p1)の感想と重なるのだけれど、仕掛けで勝負する人、という印象と、松田青子よむとげんきになる、という印象。ジェンダー的なものに関する違和感とファイティングポーズ、女子の連帯っていうか、共感っていうか、世代を超えてそういうのが見えてくるのがげんきになるというゆえんで、そうとう怖そうな表題作「英子の森」が、ちゃんと着地するのもそういうところ。