通勤電車で読む『WHOをゆく:感染症との闘いを超えて』。尾身先生の著書は書き方が淡泊。

WHOをゆく: 感染症との闘いを超えて

WHOをゆく: 感染症との闘いを超えて

  • 作者:尾身 茂
  • 発売日: 2011/10/21
  • メディア: 単行本
新型コロナの専門家会議の尾身先生の著書を読んでみようと。いちおう、青春時代から始まってWHOに入り西太平洋地域でポリオを根絶、事務局長に就任してSARS対策で陣頭指揮、帰国したらこんどは新型インフルエンザ対策で奔走、で、この本は東日本大震災の後に出たというのでその話が最後のほうにちょっと出てくるけれど、まぁとにかく闘いに次ぐ闘いであったことはまちがいない。のだけれど、意外に文章が淡泊というか、実務的というか、ポリオを制圧しても意外と淡々と書いてあるので、血沸き肉躍る感じはない。まぁべつに血沸き肉躍る文章を書くことが求められる本でもないだろうからそれはそれでいい。しかしそうしてみると西浦本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/12/12/132547)は文章も面白かったということなのか。