加藤『ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学』ふつうによかった。

ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学 (理想の教室)

ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学 (理想の教室)

出先で、バスを待っている間に入った書店でぱっと見つけて、買った。
で、電車のなかで読んで、ふつうによかった。
ものすごく目から鱗というわけでもなくて、
映画を「読む」ことの入門ってことで、若い人に勧めたい。
で、
もちろん、論じられている映画は見ておくわけなのだけれど、
最低限、
裏窓 [DVD]

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『裏窓』だけ見ておく、
で、できれば『サイコ』をみておくといいのだろうけれど、
私が好きな『めまい』
めまい [DVD]

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が、複雑な要素を詰め込みすぎで傑作といえない、みたいな言われ方をしているのがちょっと不満である。『めまい』いいよ。『サイコ』より『めまい』だって。
あと、
ヒッチコックの後継者としてのロメールの『緑の光線』も勧められていて、うれしい。
ロメールの、喋ってばかりの登場人物たちのありようにたいする言及も、そうそう!ってかんじ。なんだ、ボックスセットで売ろうとしてるなamazonのやつ。

あと一冊。
ブッダ論理学五つの難問 (講談社選書メチエ)

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