清原なつの『花図鑑』/ぼくらはカルチャー探偵団『読書の快楽』

清原なつの、というと、いつでもあいかわらずの清原なつのなんで、懐かしいというか安心しながらというかさびしいというか、まぁしかしふつうに清原なつのを読むようにひさしぶりに読んだ。

花図鑑 5 (ぶーけコミックス)

花図鑑 5 (ぶーけコミックス)

じつは、ぶーけコミックスのワイド版で昔、4巻までは中古で買っていて、5巻がなくてよめなかったのを、少し前に中古マンガ店で1−5巻セットで売っていて、めんどくさいので買いなおしたんである。で、5巻だけ読んだけれど、あとがきにあるように、この人はとにかくはじめからひとつのことを繰り返し描き続けてきた人なんで、もう、読んだ覚えがないんだかあるんだかもわからなくて、とにかく清原なつのだなあ、と思いながら読んだ。
そうそう、
大学生のころ、安原顕が編集で、「ぼくらはカルチャー探偵団」という名義で角川文庫でカタログ本がいろいろ出ていて、よく読んでいた。
読書の快楽―ブックガイド・ベスト1000 (角川文庫 (6289))

読書の快楽―ブックガイド・ベスト1000 (角川文庫 (6289))

で、これ↑だったとおもうけれど、高橋源一郎が「少女漫画」の項目を担当していて、清原なつのとかを紹介していたんである。あと松苗あけみとかね、ぶーけ作家ですな、紹介されてましたね。よかったですな。紹介のしかたのうまさってのがあってね、はてななんかで本の紹介をぐだぐだ書いてるひとはお手本にするといいような、うまい紹介ってのがあったなあ。いま読むと色あせてそうで怖いってのもあるけれど。