週末、前の下宿の引渡しのためにがらんとした部屋で小一時間、大家さんを待っていた。で、そのときに時間つぶしのためにもっていった本。ていうか荷解きで真っ先に出てきたのが島田雅彦だっただけなのだけれど。
- 作者: 島田雅彦
- 出版社/メーカー: 福武書店
- 発売日: 1985/11
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 作者: 島田雅彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1989/10
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 498回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
なんか、高橋源一郎と並べるより、この作品だけで言うなら、田中康夫の『なんとなく、クリスタル』と並べたほうがしっくりくるきがする。同じ時代の空気を描写していて、田中康夫が80年代の水にあった女子大生を主人公にしていて、島田は外大露語あたりでぐずぐずしている乗り遅れのアンちゃんたちを主人公にした、といういみで。